血圧が上がる原因は?
全身の健康にかかわる血圧はしっかりとコントロールすることが大切です。
そもそも血圧は血液が血管の壁を押す圧力のことを指します。
血圧が上昇する要因は簡潔に言うと、
・血液量が増加する
・血管が狭くなる
と大きく2つに分かれます。
この回では血圧が上がる原因について、より詳しく見ていきましょう。
塩分の影響
血圧が上がる要因の一つが塩分です。
人間の体は塩分濃度を一定に保つ機能があり、塩分を摂取すると体内の濃度を保つために血管内に水分が浸透し、血液の量が増加します。流れる血液の量が増えればそれだけ血管に対する圧力が増すため、血圧が高くなります。
加齢による血管の硬化
人間の体は加齢によって細胞の老化が起きます。
これは血管でも同様で、加齢とともに血管のしなやかさが失われ、硬くなっていきます。
血管が硬くなると血管が広がることができず、血流の通り道が狭くなってしまうため結果として血圧が高くなってしまうのです。
喫煙・飲酒
喫煙はタバコの成分で血管が収縮するため血圧が上昇することに直接的に寄与します。
アルコールは血管を拡張するためお酒を飲んだ直後は血圧が一時的に下がりますが、その後の反動で血圧が上昇することが分かっています。毎日の飲酒習慣がある人は恒常的に血圧が高く推移することになります。
その他
その他、遺伝も血圧に影響すると言われています。
遺伝的要因がある場合、上で見た各種の要因と合わさって血圧上昇のリスクが高まるので、遺伝的要因が無い人と比べてリスクコントロールが重要となります。